感脳小説 悶々劇場
読んで…… 感じて……
あの日からノブオくんは、さっぱり顔を出さなくなっていた。
…かなりこたえたんだナ、と思った。
休みの日。
久しぶりにパチンコに行った…。
「ノブオくん…いたりして…」
まぁ、いいや!。
そして、台選び!。
あの爆裂機『花満開』!。
勝負だ!。
はじめてから数分…。
花吹雪!確変に突入!。
やたっ!やたっ!。
止まらねぇー!。
嬉しい悲鳴だー。
俺の周りに箱の山が、築かれていく。
そしてギャラリーが増えていく…。
快感だ…。
結局、三~四時間位で…。
なんと!十万円ちょっと!。
すごい!。
俺は、リッチになった。
使っちゃえ!。
豪遊するぞー!。
しかし、どうするか…。
そーだ!。
ソープに行こう!。
初めての体験…。
「母さん…オレ、初めてのソープデビューだよ…」
コンビニで風俗雑誌を買った。
迷う、悩む…。
やっぱり新宿か?。
イヤイヤ…。
苦い思い出が頭をよぎる。
そして、何故か渋谷にいた。
街をフラフラ歩く…。
夕方の渋谷…。
たくさんの人、人、人…。頭がクラクラしてきた。
『東急ハンズ』のそばのベンチで休んだ。
しばらく人混みを眺めていた。
「お兄さん…」
と、声をかけられた。
「はあ?」
俺の目の前に…。
可愛い!。
女子高生が座り込んだ!。
ニコニコしながら、俺を見ている。
少し茶色い髪を、クイッと耳にかけて、
首を傾げて俺の顔を覗きこんでいる。
「なにしてんの?」
「べつに…何も…」
「ふ~んアタシもヒマなんだ…」
あれあれっ?。
これが噂の!。
『逆ナン』ですかぁ~?。
イヤッ…また…。
…かもしれん!。
「何、ブツブツ言ってんの?」
ちょっと足りない話し方で言う。
「遊ぼ!」
なんて…可愛いじゃん!。
金もあるし…。
でも…ソープに行きたい!
う~ん。
可愛い瞳で、俺にせがむ。
遊んで遊んでを連発された。
彼女しゃがんでる…。
白くて綺麗な脚。
見えそう…。
チラチラ気になった。
「どうしようかな…」
なんて、じらした。
「ねぇ…遊ぼ!」
と、少し脚を…やたっ!。
見えた!白!。
ムチムチした、柔らかそうな太腿…。
プックリしたところがまる見えだ!。
決まった!。
君に決定!。
跳びはねて喜んでる!。
ククク…少し相手して、ホテルで一発だ!。
ピッタリと俺に張り付いてきた。
彼女の名前は『奈々』高校二年生…。
気分は上々だった。
ゲーセンでUFOキャッチャーをして、軽く飯を食べた。
そして…いよいよ…。
寄り添う奈々をホテルに連れ込んだ。
いやらしい感じがする部屋に入った。
でかいベッド…。
総鏡貼り、なかなかマニアック。
奈々はベッドの上で跳びはねてる。
ヒラヒラのミニスカートから、白くて小さなパンティがチラチラ見えた。
そして…俺の方に向き直って、ニコニコ笑っている。
「ねぇ…どうしよっか…?」
奈々は膝を立てて、ゆっくり脚を開いていった。
おぉ~…。
鼻の下が伸びる。
ムチムチの脚…。
パックリ開いた。
たまらず、奈々の股間に頭を突っ込んだ。
しっかり覗いた。
「スケベ…」
「当たり前じゃん」
脚を開いて、見せてくれている。
スケスケのパンティ…。
あまり毛は濃くない。
じっくり観察した。
若い匂いがしてくるようだ。
小さいパンティが少し食い込んでいる。
脇から数本、毛がはみ出してた。
「まだみてるの?」
そう言って、クスッと笑う。
「もう少し…」
「それじゃ…はい…」
パンティをずらして…。
見せた!。
観音様!。
手を合わせた!。
綺麗なピンク色…。
小さめのビラビラ…。
たまらん!。
「奈々ちゃん!もっと見せて!」
鼻息を荒くして、お願いした!。
「いいよ…はい…」
中指でビラビラを…。
キュッ!と開いた。
「見える?奈々のアソコ」
「うん!うん!キレイだよ!」
頭が沸騰した!。
「奈々ちゃん!」
俺は、彼女に飛び付いた!。
奈々の股間に顔を埋めた!。
思いっきり匂いを吸い込んだ!。
「あん…」
「奈々ちゃん!奈々ちゃん!」
パンティの柔らかな感触、鼻をグリグリした!。
まるで犬だ!。
「あん…ちょと…あん!」
頭を押さえて、バタバタ暴れる…。
足首を掴んで開かせた。
「いやん、いやん」
可愛い!。
萌えに燃えた!。
またこの恰好がいやらしい。
ガバッと広げてやった。
恥ずかしそうに、手を口元に持ってく…。
キュッ!と唇を噛み締めていた。
「優しく…して…」
ダメだ!我慢できーん!。
バタバタとズボンを脱いで!彼女に飛び掛かった!。
パンティに手をかけて、脱がそうと…。
「あん…乱暴しないで…」
おさまりのつかない俺、がっついていた!。
「奈々ちゃん!早く!早く!」
スルッとパンティを脱いだ…。
そしてまた、脚を開いた。
「いいよ…」
またまた可愛い!。
ルパン三世が、富士子ちゃんに飛び掛かるみたいに行った!。
バーン!。
いきなりドアが!。
なんだ!これからなのに!俺はこれから…。
あれっ?。
そこには…。
ロン毛のあんちゃんがいた。
ガムをクチャクチャ噛んで、ヘラヘラ笑っている。
ガッ!と頭を掴まれ、ベッドから叩き降ろされた!。
「タクちゃん!」
えっ!?なに?。
情けない恰好で、転げ落ちた。
タクちゃん?。
やられた!。
そのタクちゃんがスゴむ…。
「あんた…俺の女に、なにやってんだ?あぁ?」
おっかねぇ~…。
カクカク足が震えた。
「コイツ変態だよ…ずっとアタシのオマンコ見てんの…」
「兄さん…高いよ…奈々のオマンコ」
と、いきなり腹を殴られた!。
一発!二発!。
ボコボコにされた。
ベルトで腕を縛られ、サイフを抜かれてしまった!。
「やめ…やめろ…」
バチッ!また一発!。
「持ってんじゃん…」
チクショウ!。
持って行かれた…。
動けない状態でヤツラに罵声をあびさせた!。
聞いちゃいない。
「タクちゃん強~い」なんて奈々が抱き着いてる。
「当たり前だ!百戦連投だ!」
ばか!。
『百戦練磨』だ!。
しかも今使う言葉じゃないだろ!?。
「こっちも強ぇ~ぞ」なんて、出してきた。
はあ?。
半立ち?。
「うわぁ~タクちゃんビンビン!」
うっそー!あれで?。
「奈々…濡れてきちゃった…」
「コイツに見せ付けてやろうぜ」
「いやん…タクちゃんたら」
なんの会話だよ!。
「よう…兄さん、俺様のテク…よく見てな」
得意げに言ってるし。
「タクちゃん…奈々、我慢できないよ…」
こうなったら見せてもらうよ…あんたのテクってやつをよ。
半立ちのムスコ…。
ハンバーガーばっか食ってるからか?。
いきなり奈々に被さった。
えっ?前戯は?。
「ああ~んタクちゃん最高~」
えっ?あんたもですか?。
オラオラ!。
なんて言ってる…。
そして…。
二、三十秒くらい…。
「いくぜ!おうっ!」
「あっ!タクちゃん!アタシも!イクッ」
はあ?。
誇らしげに俺を見ている…。
奈々も虚ろな顔をしていた。
鹿の交尾だ…。
「タクちゃん…今日もすごかった…」
「当たり前だ!今日はチーズバーガー食ったからな!」
何言ってんだ?。
しっかり中出ししたタクちゃんがにじり寄る…。
座り込んで言った。
「十年早えんだよ!」
フニャフニャのチンコ…。
皮が被ってる。
腹に一発!。
ケリを入れられた!。
ゲボッ!。
もがく俺を尻目に、二人は出て行った…。
くっそー!。
サイフの中身…。
三百円ちょっと…。
トボトボ家に帰った。
悔しかった…!。
騙されたのが情けない!。
俺はいじけてしまった。
東京は恐いところだ…。
完璧にヒビッてしまった。
しかし、許せない!。
俺みたいな、か弱いヤツラが被害になってるんだな…。
ギャフンと言わせたい。
…でも、やだな。
恐いもん…。
第四章へ続く…。
Author:緋色 唯
いらっしゃいませ。
緋色 唯の『感脳の世界』をお楽しみください。